大室山、城ヶ崎海岸など、伊豆東部火山群は見所たくさん!!地形の成り立ちを予習して2倍楽しもう♬
こんにちは、ゆずみそです。
先日、伊豆の温泉に行ってきました。
ユネスコ認定のジオパークでもある伊豆半島は行くたびに面白い地形を見せてくれるので、毎回なんとなく温泉だけ楽しむのはもったいないと感じていました。
地形の成り立ちも理解して伊豆を2倍楽しみたい!!
というわけで今回は伊豆半島の東側、伊豆東部火山群の成り立ちと見所を紹介したいと思います!
伊豆東部火山群ってどこ?
伊豆東部火山群は、伊豆半島の東側の伊豆高原や城ヶ崎海岸を含む火山地域一帯のことを指します。
そもそも伊豆半島ですが、今から2000万年前には本州から数百km南に離れた現在の硫黄島付近の海に位置していました。
それがフィリピン海プレートに乗って北上し、100万年ほど前に本州の乗っているユーラシアプレートに沈み込む際に陸地同士がぶつかり、さらに火山や隆起などの活動により60万年ほど前には現在の半島のような形になったと言われています。*1
そんな伊豆半島は今でも北上するプレートの作用で隆起が続いています。*2
伊豆半島は本州にぶつかって出来たんだね!!
伊豆東部火山群の見所
そんな伊豆半島にある伊豆東部火山群の成り立ちと見所を紹介したいと思います!
その1 大室山(おおむろやま)
静岡県伊東市の大室山を北西から望む from Wikipedia
大室山は4000年程前の火山噴火で誕生した標高580mのスコリア丘で、国の天然記念物にも指定されています。
スコリア丘とは、火口から地表面に飛び出したマグマのしぶきが空気中で冷えて固まり、それらが火口の周りにいくつも降り積もってできた火山のことです。*3
700年ほど前から毎年2月に山焼きが行われているため大きな草木は育たず、山体の形が非常にわかりやすいのが特徴です。
また、噴火の際に大室山の麓から海に向かって流れ出た溶岩はなだらかな地形を生み出し、伊豆高原となりました。その後、溶岩は4kmほど先の海まで流れて現在の城ヶ崎海岸を形成しました。
そんな地域の地形形成に一役買った大室山、ロープウェイに乗って山頂まで行き、一周1km程の火口の周りをぐるっと徒歩で一周することができます。
夏場は火口から上がってくる冷たい風が気持ちいいです!!
その2 城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)
大室山の噴火によって4000年程前にできた城ヶ崎海岸。
侵食は進んでいるものの、比較的新しくできた海岸線のため衛星写真から溶岩が海に流れ出た痕跡がわかります。
海岸に行ってみると、そこは断崖絶壁の険しい海岸線です。
Photo credit: akira yamada on Visual hunt / CC BY-SA
溶岩が冷えて固る際に柱状に亀裂が入ったものを柱状節理と呼びます。
城ヶ崎海岸では波などの侵食によりこの柱状節理がむき出しで見れる状態になっているので、ぜひチェックしてみてくださいね♬
一帯にはこの地に自生するスカシユリが咲いていました、夏の花らしいです。
門脇吊橋からは絶景が望めるそうです、今回は行けなかったので次回は必ず!
静岡県伊東市の城ヶ崎海岸にある門脇吊橋 from Wikipedia
おわりに
以上、伊豆半島の東側、伊豆東部火山群の成り立ちと見所の特集でした!
伊東市に行ったら是非立ち寄ってみてくださいね。
それではまた♬
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