ハシブトガラスとハシボソガラスの違いって?身近な2種類のカラスと見分け方5選♬
こんにちは、ゆずみそです。
日本で野鳥観察を始めたころに気づいたのが、
身近に見られるカラスには2種類居る!!ということです。
今回は「鳥さんぽ」をもっと楽しむために、ハシブトガラスとハシボソガラスの違いとその見分け方をご紹介します♬
時間がない方は1:30で終わる動画の方をどうぞ♬↓↓
ハシブトガラスとハシボソガラスの違い
その1 くちばしとおでこのラインを見る
おそらく一番わかりやすい見分け方でしょう。
こちらはハシブトガラス。
くちばしとおでこの角度がキツめで、だんだんとわかりやすい2段を描いています。
ハシブトガラスは基本的におでこが出っ張り気味なのです。
こちらはハシボソガラス。
くちばしとおでこの角度がユルめで、ほぼ直線に近いシャープな印象です。
ただし、この角度はカラスが頭部の羽を膨らませたり戻したりすることで簡単に変わるので、要注意!!
しばらく様子を見てから判断するのがオススメです!!
その2 上くちばしの形を見る
というわけで、よく私が参考にしているのが、上くちばしの形です。
ハシボソガラスはそうでもないですが、ハシブトガラスのくちばしはかぎ針の様にカーブしています。
ハシブトガラスの上くちばしの形状とカーブ感を記憶してしまえば、なんとなくどちらかは見分けがつく様になると思います。
上くちばしが大きく曲がってるのがハシブトさんだね♬
その3 羽の光沢を見る
カラスは基本黒いですが、その羽毛の光沢によってもその見え方は変わってきます。
有名なのは光の99.95%を吸収するフウチョウ科の野鳥ですね、光沢がなくとても真っ黒です。
こちらはハシブトガラス。
光が当たると黒い羽がテカテカしてブルーやパープルに見えます。
黒くても実はオシャレさんなのかもしれません。
対してこちらはハシボソガラス。
光が当たってもそれほどテカテカいろんな色には見えません。
落ち着いたシックな印象がハシボソさんの特徴かもしれませんね。
ゆずみそはどっちも好みです♬
その4 鳴き声と鳴き方を見る
ハシブトガラスは、割にクリアな声でカアカアと鳴きます。
ハシブトガラスの鳴き映像はこちら↓↓
お辞儀をしながら尻尾を揺らして鳴くのが特徴です。
ハシボソガラスは、割に濁った声でガアガアと鳴きます。
ハシボソガラスの鳴き映像はこちら↓↓
ハシボソガラスは頭を突き出して鳴くのが特徴です。
ハシボソのは伸び〜っとしてるみたいだね!!
その5 居る場所を参考にしてみる
ハシブトガラスはもともと森で暮らしていたそうです。
なので、比較的高いビルや建物にとまっていることが多いです。
地面を歩く時も両足でスキップする様に歩いていることが多いです。
対するハシボソガラスは、もともと開けた農耕地で暮らしているカラスだそうです。
なので、比較的平たい河原や大きな都市公園の広場にいることが多いです。
地面はテクテクと足を交互に出して上手に歩いていることが多いです。
これも傾向なので、判断材料のひとつとしてみておくといいと思います♬
どっちかな??って考えるのも楽しいね♬
おまけ
カラスを見ているとこんなのにも出会うことがあります。
頭に茶色のモフモフが...ハシボソさんの幼鳥かな??
頭の茶色い子を見たのはこの時だけですが、換羽期に出会うと見れるようです。
ん??なんかあのハシボソ、首元が白いぞ??
カラスの体の羽毛は、表面は黒いけど内側は白いようです(ハシボソは特に。
なので、風が吹いたりするとめくれ上がって内側の白い部分が見えるよう。
この他にも部分白化といって表面の羽の一部が白い個体や、渡りなどで日本にやってくるカラスもいるので、見つけたらよく見てみると楽しいかもしれません♬
おわりに
以上、ハシブトガラスとハシボソガラスの違いとその見分け方をご紹介しました♬
カラスは頭が良く色んな遊びもするので、見ていて飽きないです。
日本のカラスはサイズが大きい割に身近に観察できるので、観光にきた外国の人が喜んで写真を撮るそうです。
アメリカにもカラスは居ますが、もっとも一般的なアメリカガラス(American crow)は日本のカラスよりひと回り小さく、国立公園などの大自然に行かないとワタリガラス(Raven)などの大きなカラスは見られません。
海外の人のちょっとしたアトラクションにもなってるんだね♬
まだまだ奥が深いカラス、まずはハシボソガラスとハシボソガラスを見分けられる様になると楽しくなってくると思いますので、参考にしてみてくださいね。
それではまた♬
さきほど行水してたハシブトガラスの動画はこちら↓↓
ハンドメイドもよろしくです!!